VSボリビア#4 ラ・マルセイエーズ

先日、Stade de la Beaujoireで行われた、レ・ブルーVSボリビア戦での試合前の国歌斉唱が、すごくよかったので。ナントの人たち、歌上手いですね。

 後半部分からは、アカペラだったんですけど、鳥肌立ちました。

ボリビア国歌

初めて聞きました。南米の国のアンセムって、最初の方静かなのに、途中からものすっごい盛り上がってくるの多いんですかね?ウルグアイとかアルゼンチンとかも、そうだった気がする。ウルグアイとか途中まで歌わないから「へぇー、歌詞ないんだー」と思ってたら、途中から歌い始めてびっくりしたの覚えてます。

ラ・マルセイエーズ

ラ・マルセイエーズといえば、数ある世界の国歌のなかでも、アメリカの『The Star-Spangled Banner』、イギリスの『God Save the Queen』と並んで、人気があるんじゃないかと思いますが、歌詞が、フランス革命時に書かれたということもあって、かなり好戦的かつ残酷*1。ですが、専制に対して、自由を勝ち取ろう!という現在の共和国のベースになった歌だということもあって、私は、そんなに嫌いじゃないです。

今日は、決戦の日。不安な気持ちもあるけれど、ビビってしまいそうにもなるけれど、それでも勝ち取りたいものがあるから、恐れずに、精いっぱい立ち向かおう!という歌だと、解釈してます、私は(間違ってたら、すみません)。勇気を奮い立たせる歌というか。なので、サッカーの試合で歌うには、ピッタリだなと思ったりもしますが(特に、ロシアW杯の決勝で歌ってたときは、これ以上ピッタリな曲ないやろと思ってました)、でも、歌詞が本当に好戦的なので。。。まぁ、軍歌ですし、勇気を奮い立たせるためなのかもしれないけど、あまりに残酷すぎて、やっぱそれはいただけない。。

ですので、プラティニが歌わなかったというのも納得*2。この歌詞が作られた背景を知っていたとしても、「けがらわしい血が!」とか「武器を取れ!」とか、子供たちが歌ってるの見ると、ものすごい複雑な気持ちになります。

試合前の国歌斉唱に関しては、歌わない選手に「なんで歌わないんだ!」と言う人もいるけど、歌いたければ歌えばいい、歌いたくなければ歌わなくていい、その自由を勝ち取ったのが、フランス革命だったのでは?と個人的には思います。