語学の天才、ポール・ポグバ

めちゃくちゃ今更なんですけど、先日のCLユベントスVSユナイテッドの試合前会見に、ポグバが出てきたじゃないですか？その会見で、彼が、語学の天才っぷりをいかんなく発揮していたので、ちょっと記録しておきます。

ポグバ試合前会見

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英語の質問には英語で返し、イタリア語の質問にはイタリア語で返す。↑6:20あたりから、記者からのイタリア語の質問に、イタリア語で答えています。↑では通訳さんの声がかぶさってしまっているので、↓で。

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「ユベントスが、クリロナを獲得したことについてどう思う？」っていう記者の質問に対して「イタリア語ですか？英語ですか？」って聞いた後に、イタリア語で。

ユベントスにとって、とてもいいことですよね。クリスティアーノのようなトッププレーヤーがチームにいることは、どのチームにとっても、ポジティブなことです。それに、ロナウドやメッシ、ネイマールのようなトッププレーヤーと一緒にプレーする機会を得ることは、どんな選手にとっても、最高の喜びです。今、そんなロナウドが、ここユベントスにいて（試合で対戦できるわけですから）、とても幸せなことだと思っています。しっかし、ロナウドを獲得できたことは、ユベントスの素晴らしい功績ですよね。（笑いながら）だって、ロナウドは、水を飲むように得点するじゃないですか。

ポグバの母語は、フランス語ですから。母語ではない二つの言語を自在に操ってる。なんでもないことのようにポグバはやってるけど、すごくすごく難しいことですよね？私まじで語学の天才だと思うんです、ポグバは。他の選手のプレスカンファレンスも見ますけど、これをやれる人はなかなかいません。『ポグバと一緒に目指せ！マルタイリンガル！』とかいう外国語学習本を出したら、ようわからん自伝より売れると思います。ユナイテッドの広報さん、どうでしょうかw？

モウリーニョ込みのフル会見映像は、こちらで*1。文字まとめはこちらで*2。試合後、フアン・マタのインタビューに乱入して喋りだすポグバはこっち*3。勝てた喜びがすごすぎて、いてもたってもいられなかったのかなw。

ポグバのインタビュー in 4か国語

上からフランス語→英語→イタリア語→スペイン語。すごいよ、ポグバ！ごくごくたまーに、100パーセント私の勝手な都合で、ポグバのいいところばかりを見れないことがあるんですね。でも、ポグバのインタビューを聞いていると、気がついたら最終的にはいつも「やっぱ、ポグバっていいやつだよねー」ってなるんです。濁ってない感じがいいのかな。なんかポジティブな気持ちになるんです、ポグバの言うことを聞いてると。結局いいやつ、ポール・ポグバ。やっぱりいいやつ、ポール・ポグバ。

1. フランス語

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「紳士淑女、老若男女のみなさん、お元気ですか？」ではじまる、このポグバのファンへのメッセージ、すごい好きで。9月の代表合宿中に撮られたものです。あとで、できたら全部ちゃんと訳したいんですけど「W杯中は、いっぱい応援してくれてありがとう」とか、「これからも（僕らの旅は）続きます。これからはシーズン2です」とか。で、最後は「これからもいっぱい笑ったり、時々まじになったりして、一緒に生きていこうぜ！」って言ってます。元気出ません笑？この時のインタビュー映像はこちら*4。今年の3月のグリーズマンとの対談もおもしろかったので、興味のある方はぜひ*5。

2. 英語

今年の5月にあったFAカップ前のインタビュー。

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今までのサッカー人生を振り返るポグバ。クレールフォンテーヌ落ちて、すっごく悲しかったーとか話してます。2:25～「周りの人が君を変えようとしたことある？」って質問に「そうですね（中略）幸せになってもらいたい人たち、子供たち（のためなら、変わろうと思う。）でも、自分にとってどうでもいい人たちに何を言われたって、正直あまり気にしない」と答えているのが、とてもいい意味でポグバらしいと思う。

これは、ごく最近のインタビュー*6。アザールはすごい選手だって言ってます。あと、ユナイテッドの選手たちが試合中に見せるチームスピリットについて熱く語ってる。ポグバって、味方の選手が、チームのために必死で頑張ってる姿を見て、すごい心動かされるってか、熱くなるタイプなのかな。そういう姿を見ると、自分も、もっと頑張ろうと思えるとか。ってか、みんなそうか。そうじゃない人はいないですね、きっとw。

3. イタリア語

ポグバの師匠、パトリス・エヴラと共に。EURO2016、ドイツ戦後のインタビュー。

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クラブ（当時はユベントス）からの「はよ帰ってこい！」っていうプレッシャーがすごすぎて、でもまだ帰りたくないから笑、頑張ってドイツに勝ちましたと冗談で言ってるようですね。イタリア中からドイツに勝ってくれ！というパワーをもらったって。

4. スペイン語

W杯ペルー戦後のミックスゾーンで。当時、SNSでも話題になったスペイン語対応。

Paul Pogba has never played or lived in Spain. He is fluent in French, Italian and English. When asked about #PER, he replies in Spanish. Almost as if his choice of hairstyle has zero impact on football ability, intelligence or linguistic capability.. pic.twitter.com/XfJvFuMvJR
— Colin Millar (@Millar_Colin) June 27, 2018

ESPNペルーの記者に「ペルーについて一言ください」と英語で言われて、一言「ペルーはいいチーム！」的な定型文で返すかと思いきや、すっごいちゃんと考えて、スペイン語でペルーの印象を話すポグバ。「ペルーは、団結力のある、いいチーム。能力の高い選手たちが、一体感を持ってプレーしている。初戦のデンマーク戦は、勝ちに値したのに、運がなかった。」って*7 *8 *9 *10。

このインタビュー動画を引用した、あるジャーナリストさんのTweetもよくて*11。「フットボーラーが、みんなあほで不誠実で気取ってるなんてことはないんだよ。このポグバ見てくれ」ってTweetしてます。

アルゼンチンのテレビ局のインタビューにスペイン語で答えたこっちの動画も*12 *13、興味ある方、ぜひ。彼のアイドル、メッシについて話しています*14。

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