エムバぺ&レブロン・ジェームズ対談 #1

去年12月に行われた、エムバぺ&レブロン・ジェームズの対談を訳しておきます。

エムバぺ&レブロン・ジェームズ対談

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キリアン・エムバぺ

10代で、スーパースターになったことについて。 (1:25~)

僕は、子供の頃から、スーパースターになることを夢見てきた。そして今、それに近い存在になれたんだ。でも、だからと言って、それでもう成功した(夢を叶えた)っていうわけじゃない。僕にとっては、これからが物語の始まりなんだ。

 

将来有望のフランスサッカー界のヤング・スターから、フランス代表の柱に。

その立場の変化とどう向き合っているか。 (1:51~)

W杯のトロフィーを掲げたとき、自分にこう誓ったんだ。「フランスに戻ったら、4年間、めちゃくちゃ練習して、絶対に4年後、また、このトロフィーを掲げてやる!このトロフィーは、絶対、他の誰にも渡せない!」って。

 

僕は、サッカーが、めちゃくちゃ好きだから、いつも、(何か嫌なことがあると)練習に行って、元気をもらってるんだ。それから、(どれだけ勝利を重ねても)僕はいつも、勝ちたいっていう気持ちに突き動かされてる。

ビッグクラブでプレーするスター選手になって、子供たちに憧れられて、いっぱいお金をもらって、その上、W杯で優勝までしたら、もうそれが人生のゴールだと思ってもいいのに、エムバぺにとっては、ここからがスタート。

スター選手になったことは、彼にとっては、当然のことで、W杯で優勝して、世界中の注目を浴びて、やっと、スタート地点に立ったって感じなのかな。

あとは、何より、サッカーが好きだ!っていうのも、素敵だと思いました。エムバぺを見ていると、確かにそれが伝わってくる。それだけ、好きなものに出会えるって、それだけでも、かなり恵まれたことだと思うし、素直にうらやましいです。

エムバぺ&レブロン

青字がエムバぺ、紫字がレブロンです。黒字の英語も、レブロン

あなたにとって、勝利とは?(2:14~)

Winning makes you want more. It's like when you was a kid, your parents bought you the greatest gift on Christmas, You were just like so enlightened and so excited about, but you wanted more and more and more.

 

It's like winning doesn't satisfy you. Even when you let everything out there, you still feel like you have more to give. 

 

勝てば勝つほど、もっと勝ちたくなるんだ。ほら、子供の頃のあれと同じ。クリスマスに、両親から、最高のプレゼントをもらったとき、君はすごく興奮した。でも、その後、もっと、もっと、もっと(いいものが)、欲しくなっただろ?

 

勝ったとしても、満足なんてできない。例え、(試合で)全ての力を出し切ったと思っても、もっと、何かできる(た)んじゃないかっていう気がするんだ。

 

どうやったら、偉大な選手になれるのか?(2:37~)

練習中も、絶対に気を抜いちゃいけない。一つ一つの練習が、上手くなるためのステップなんだ。そして、一つ一つのステップが、君を、より高みへと導いてくれる。トップに立つまでね?そして、そこが、君が留まるべき場所なんだよ。

 

When you wanna be a great... you wanna be THE greatest, you want to continue to win and win and win, and that's what drives you.

 

もしも、すばらしい選手…最高の選手になりたかったら、勝ちたい、勝ちたい、勝ちたいと思い続けないといけない。それ(勝利への強い意志)こそが、君のモチベーションにな(って頑張れ)るんだ。

どれだけ勝利を重ねても、決して満足せず、常に、自分を極限まで追い込んで(練習中でさえも)、成長していくことを望む。一流のスポーツ選手に必要なメンタリティ。

でもそれは同時に、自分の心に、大きな負担を課すことでもあると思います。

一流のスポーツ選手のなかには、心の病気を抱えている選手が、割といますよね。決して現状に満足せず、自分を追い込める性格だからこそ、一流になれる。最高の選手になれる。でも、自分を追い込む性格だからこそ、心が疲弊してしまう。

言えるのは、当たり前だということです。何も、自分の心が弱いからとか、そういうことじゃない。もし、そういうことを言ってくる人がいたら、絶対に耳を貸さないでください(誰に向けて言ってるんだって感じですけども)。

いったん、ここで、切ります。