グリーズマン、サッカー界のLGBTを語る#3

#1と#2の続きです。

TÊTUの表紙&インタビュー

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先月、グリーズマンは、『TÊTU』という、フランスの有名LGBT雑誌の表紙を飾り、インタビューにも答えています(2019年5月22日号)*1

この『TÊTU』は、著名人が、LGBTについて語ったインタビューを載せるなど、LGBT関連の話題を専門に扱っている雑誌。マクロン大統領も、大統領選の最中に、LGBTの権利拡大への取り組みについて、この雑誌で語っています*2

ちなみに、フランス語で『TÊTU』は、頑固という意味。

インタビューの内容

こちらの雑誌のインタビューで、グリーズマン*3*4*5

「もしも、同性愛者であることをカミングアウトしたいと思っている選手がいるなら、彼に知っていてほしい。頼りにできる人がいるってこと。僕は絶対味方でいるし、他にも味方になってくれる選手がいるはず。」

「同性愛者の選手が、代表のチーム内でカミングアウトをしたとき、選手全員が味方になってくれるかは、分からない。でも、少なくとも、僕は絶対味方でいるからさ!」

「自分がこれ(表紙&インタビュー)をするのは、サッカー界で、もっと、同性愛嫌悪問題について、話していくべきだと思うからなんだ。」

「同性愛嫌悪っていうのは、意見じゃない。犯罪なんだよ。もしも、試合中に、選手の一人が同性愛嫌悪的な発言をしたら、僕はプレーを止める。そうまでしてでも、変えていかないといけない問題だから。」

「(自分に同性愛者のファンがいることについて)知ってるよ!すばらしいことさ!多くのファンがいればいるほど、僕は嬉しいんだ。僕的には完全にウェルカムだよ。」

などと、言っていたようです。

グリーズマン、本当に頼もしい。第二子誕生*6、おめでとうございます(おそっw)。

サッカー界の人種差別問題にしろLGBT差別問題にしろ、声をあげる、発言するということは、それだけで勇気がいることだと思うし、リスペクトに値すべきことだと思います。だって、内容に関係なく、必ず批判されるから。「サッカーやってろ」って。

確かに、別に発言しなくてもいいわけじゃないですか。彼らは政治家じゃないし、活動家でもない。フットボーラーなんだもん。彼らの仕事は、サッカーをすること。

でも、この完ぺきではない世界に生きていて、何かを変えていきたい、変えていかなきゃいけない、そのために与えられた力を使いたいという意識と自覚があるから、わざわざ批判をされるリスクを背負ってまで、社会問題に取り組むんじゃないでしょうか(もちろん、自分の人気取りも兼ねてなんでしょうけど)。

「サッカーだけやってろよ」っていう批判をかわすためにも、グリーズマンには、ぜひ本業の方でも、結果を出し続けてもらいたいと思います。そのために、いくらでも念を飛ばしますので、私は!それぐらいしかできないけど。

ブルーの選手はみんなゆるーく推してて(何人かはちょっと強めに推してますが)、それぞれ個性があって、おもしろいし、好きですけど、その中でも、THEナイスガイだと思うのは、圧倒的にグリーズマンとトヴァン、私的には。

みなさんは、どうですか?